前に新しい団地の募集に携わったことがある。今まで何回もあるけどな。
建て替えたばかりの住宅は気持ちがいいなぁ。引っ越してくる人も気分が良さそうである。
入居募集してみんな引っ越してきた。
新しい団地は設備がわかりにくい。24時間換気とかあるからね。「どこで止めるの?」なんて問い合わせも多い。
ワシは、もう面倒なので団地内を巡回していた。すると老夫婦がワシのところに・・。
「給湯器の使い方を教えてください。」という事である。よっしゃぁ!( ノ゚Д゚) 品の良い老夫婦である。
自宅に伺い懇切丁寧に教えたのは言うまでもない。
この御夫婦70代位にお見受けした。いつもの世間話に花が咲いてしまった。
「いやぁ~。実は自宅があったのだけれど、もう年ですからね。処分してURさんに骨を埋めるつもりでやってきました。」
「URに骨を!そうですか。何かあったら私に連絡してください。近いのですぐに来れますから。」
「そうですかぁ。助かります。なんせ慣れない土地で女房共々不安なんです。よろしくお願いします。」
「わかりました。」と言うことで退散した。
昨今、このような老夫婦が多いのである。自宅を処分して何歳でも住めるURに引っ越してくる老人である。
確かに戸建てなら古いと使い勝手も宜しくないし、ほとんど使わない部屋ばかりである。2階なんて滅多に行かないであろう。
まあ、その他にもいろいろな事情があるだろう。年寄りが住み慣れた土地を離れるのはかなり寂しいものだからな。お察しする。
まさか、地上げ屋に追い出されたんではないだろうな!
もう、泣く泣く引きずり出されるように住み慣れた土地を離れたんじゃないだろうなぁ。
これもオリンピックが原因じゃないのかぁ・・。小池のおばさんはとんでもないのぅ。そうだったら気の毒にのぅ・・。神も仏もないのぅ。
と、訳のわからん事が嫌でも脳裏に浮かんできてしまった。
今は、同居をする人はかなり少ない。
ワシの近所は、一つ一つの敷地がかなり広く80坪から100坪くらいある。十分同居出来る広さである。
しかし、同居している人などおらん。子供たちは独立して他に住んでいるな。家族3代の磯野さんちなど見たことがない。
そして、老人が亡くなるとその土地は処分され、また住宅が建つ。2つ建てられるのである。
そんな家は周りにたくさんある。親も子も同居を嫌がるというか、自分の生活を壊したくないのだろう。ワシもそうだ。
なんて、それは親の体が動く時のお話である。
人生にタイムリミット!?
ワシの知人なのだが、息子さんが2人いる。この老夫婦の場合は、なんと年金を掛けていなかったのである。
なんで?と思うが、息子2人と娘を大学に入れそこまでの余裕がなかったそうだ。
さすがに預金も底をつきはじめ途方にくれていた。長男に相談したのである。
「息子いわく、土地を処分してうちに来ればいいじゃないか。同居が嫌なら離れを建てても良い。」という話である。
ワシは、まあ良い話だが、年寄りをそんな住んだ事もない地方に来い。とは少し強引な話だなぁと思っていた。
3人も子供がいるのである。少しくらい仕送りでもしてやればいいのに・・。と思ったのである。
1人3万円もだせばなんとかなるだろうにィ。
言っておくが、この子供たちは、みんな有名企業に勤めている。ましては1人は有名人なのである。地方ではTVCMに出るくらいである。
御夫婦もTVでの息子の活躍を誇らしく思っていたであろう。今でも有名人である。
ワシのような貧乏人とは違う!だからそう思ったのだ。そのくらいの余裕はあるだろうにィ・・。
ご夫婦も涙を浮かべ落胆していた。「あんな苦労をして3人大学まで出したのに・・。」とね。
援助を期待してたのである。まあ、そうだろうな。奨学金も使わず3人は、ワシには到底無理な話である。
何十年も暮らし、子供たちを育てた土地を離れたくなかったのである。
最終的には自分の自宅を担保にお金を借りた。死んだらその土地代で支払うのである。そんな制度があるのだ。
それじゃ、お金がなくなる前に死ねということではないのか。人生にタイムリミットを付けてどうする!なんなんだそれは?
しかし、そんな話よくまとまったなぁ。
と言うことで、結果2人の息子はなんもしてないのである。なんも!
実は、ワシは土地を売ったことがある。
ワシは、二束三文の土地を不動産屋が腰を抜かすくらいの金額で売り切ったのだ!
もう、名人芸だな!( ̄ー ̄)ニヤリ
地価公示価格より3倍近くの金額でな!凄いだろう。
少しでも高く売りたいのならワシに頼んだほうがいい。/(^o^)\ナンテ
高く売るには方法なんぞ1つしかないぞぃ!
その土地を欲しがっている人いる場合だけだ!
それ以外に高く売る方法などない。ようするに運とタイミングだな。
この地域が良い!その土地がどうしても欲しい!なんて人いるのかのぅ。
なかなかいないと思うぞぃ。よく不動産屋で地元密着の土着民みたいな不動産屋はあるけど、それにしても難しい。
広告をたくさん出せる業者の方が堅いな。
ワシの場合は、買いたい人が裏にいて、どうしても欲しい!と言うことで高く売れただけである。
その家は、ワシの家の裏に有りメインの道路に面していないのである。
そんな土地である。どうせかなり安く購入したのであろう。
当時でも建て替えは無理である。ワシの家を手に入れることにより土地の価格はグッと上がるのである。
ワシもまともな価格で売るつもりはなかった。前職は地上げ屋ではないぞィ!
と言う事でそんなことでもない限り高く売れることなどない。
家を買う時も同じである。掘り出し物などないのである。
そんなある日、見覚えのないオヤジが!
そんなこんなして、ある日 ワシの家のチャイムが鳴った。モニターを見ると知らんオヤジの姿が・・。
なんだまた営業かぁ!?しかし、手には柿を持っていた。渋々出てみると・・。
お向かいの家の息子さんである。息子と言っても60代くらいである。
「いつも母がお世話になっています。お向かいの山田の息子です。」
山田さんのお婆ちゃんは昔、公文の教室を開いており娘も世話になっていたのだ。
「そうですかぁ。息子さんでしたか。」
お婆ちゃんはもう90歳を超えているのだ。1人で暮らしている。お爺ちゃんは今は施設に入っている。
そろそろ1人暮らしも無理なようだ。息子さんもそう考えているということだ。
息子さんが言うには、家の売却を考えたいるというのだ。
「騒音などでご迷惑をかけると思います。」
またか、ワシの周りの家ではお隣も同じであった。家を売却し2つの戸建が建っている。
少し気になったので売却はどうしているか聞いてみた。
「不動産屋さんに任せてるんですか?どうやって信頼できる不動産屋さんを選んでいるんですか?」
「取り敢えず、有名なところにお願いしています。知り合いでもいればいいんですけどね。居ないものでね。」
東急にお願いしているということだ。なんだ東急って?
あのぐっさんがテレビCMしているあれか!まあ、東急リバブルなら東急建設知ってるしな。※全然関係ない!
大手の会社は売るにも買うにも広告がたくさん打てるから有利だなぁ。
話によると不動産売却一括査定もあるという事だ。まるで引越し一括見積もりみたいだなぁ。
しかし、一括見積もりは後でアホのようにメールが来る。
不動産となればパワハラ上司に売上を期限付きで強要された血眼な熱血営業マンが昼夜問わず家まで押しかけて来るとも限らん!
※そんな事はないらしい。冗談じゃよ。(^。^)
それにしてもくどいのはたまらんからな!お試しというほど軽い話ではない。
便利!なんてノリでもない。
引越し一括見積もりのつもりでうかつに申し込むと後でエライ事になるぞィ!
将来のことを考えるのであれば 厳選一社 を強くオススメする。
まず、東急リバブルなどの大手の会社が賢明である事がわかった。
逆に、売らんと困る!本気モードで一括査定なのである!
都合の良いことに先に頼んだ大手の不動産屋も慌てるぞィ。「他に取られたぁ~!」なんて事になったら上司になんて言われるかわからん。
「他に取られただとぉ~!一番最初に受けてそれはないよな。(`_´)」上司に何言われるかわからんな。
担当者の「マ、マズイ!」と青くなった顔が目に浮かぶ。( ̄∀ ̄)( ̄ー ̄)ニヤリ
より一層ふんばり出すこと間違いなしだな。
10万、20万の話ではない。このくらいは、あたり前田のクラッカーだな。き、決まったぞィ!(≧∇≦)/
と一括査定にも使い方があるのだな。人と同じ事をやっちゃイカン世の中なのだ。損するぞぃ。
ワシもいつお世話になるかわからんからな。知らんより知っていた方が良いな。
色々と良い話を聞いたな。
新しい団地に引っ越した老夫婦は?
何度か偶然にお会いしたことがある。世間話をしているくらいだから快適に暮らしている様だ。
地上げ屋に追い出されたわけではなさそうである。ε-(´∀`*)ホッ
正月1発目でとんでもない記事を書いてしもうた!
しかし、人の親の心配してどうする!ワシの親の方が心配なのじゃよ。
もう80代である。お迎えがいつ来ておかしくない年齢である。そんな話はまたにするとしよう。
そうそう、新年の挨拶を忘れておった。今年もよろしくお願いします。m(_ _)m 遅すぎだな!