共益費って何だ?

まず、共益費と言う言葉を広辞苑などで引いてみると
「共同住宅等の共用部分の維持の為、世帯ごとに拠出する費用」
と書いてあります。

この共益費と言う言葉は、昭和30年以降、当時の日本住宅公団(現UR)から始まった用語です。
機構との契約は、おもに

  1. 家賃
  2. 敷金
  3. 共益費

と3つの契約内容になっています。
共益費の内容は、共用部分の維持がほとんどです。

例えば
共用部分の清掃(階段や公園・道路等) 給水施設の維持(給水ポンプ・受水槽等)
造園の管理(芝生・花壇等)などいろいろありますね。

たまに下階に住んでいる人がエレベーターを使わないのに共益費だけ払うのは不公平だ。という言葉を耳にします。

しかし、機構ではエレベーター費用は、家賃に含まれ共益費は使っていません。

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共益費では、エレベーターの防犯カメラの保守点検費は含まれています。

その他に同じ敷地内に高層棟や低層棟が存在する団地があります。

団地によって高層棟、低層棟で共益費が違う!もしくは、同じ!と言う場合があります。

ぱっと見は、何で?と思います。
同じだったり、違ったりと統一性がありません。 なんでだ!?

これは、その団地の給水施設の方式によって変わってくるのです。

低層住宅、高層住宅を1つの給水施設でまかなっている場合は、共益費は、どこも同じです。

高層棟、低層棟で給水施設が違う場合は、公益費は、給水施設がまかなう住棟によって違ってきます。給水施設のポンプは、能力によってランニングコストが違います。

受水槽の有・無しによっても費用が違ってきます。(受水槽清掃など)

このように共益費は、とても難しいのです。
これ以上書くとボロが出るのでこのへんで・・・